最近では、日本でも世界でもヴィーガンや果物生活の人、ベジタリアンや1日1食か2食の人、3食きちんと健康的に食べましょうなど、ほんと情報が錯乱しています。もはや軽い宗教の教えのような錯覚におちいったりします。
 
 皆さんは、毎日健康に気を使い食事をとっていますか?「酒は百薬の長」なんていいますが、最近では、時の権力者が住民をコントロールしやすいように作った言葉って言われていますよね。何が本当なのか分からない時代です。気になったものを試してみて自分の身体に合うことを探してみてはいかがでしょうか?

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〇食事の定義とは?

 食べ物からは栄養を摂取することができ、それは人が生きていくうえで極めて重要な役割を果たします。たとえば、体をつくる元となったり、体を動かすエネルギーの原料となったり、あるいは、体の調子を整えたりといった具合です。
 つまり、これらの役割を果たす食べ物をバランス良くとることが、いわゆるバランスのとれた食事だというわけです。そして、バランスのとれた食事は健康の保持・増進や生活習慣病の発症予防・重症化予防などに役立つとされています。

 言ってることはなんとなく分かるのですが、体に必要な役割を果たす正しい食べ物ってホントに分かるのでしょうか?突き詰めると、最終的には昆虫等ががいいらしいですよね。ちょっと遠慮したいですが。(^^;)
 多様化する食事文化のもと、現代での正解を導きだすにはとても難しいと思います。


〇従来からの理想の食事

 18〜69歳までの男性で身長も身体活動レベルも普通以上の人を想定すると、1日で摂取する適切なカロリーは2400〜3000kcalで、健康のためにはまず、1日3食きちんと食事をすることが大事です。また、主食・主菜・副菜2品・汁物からなる、一汁三菜と呼ばれる和食スタイルが理想的だとされています。

 朝食は1日の活動エネルギーを確保する意味合いからも、主食1.5つ、副菜1つ、主菜1つ、牛乳1つ、乳製品1つ、果物1つ程度がベストです。昼食は、栄養バランスを考慮して、主食2つ、副菜2つ、主菜2つ、牛乳・乳製品2つ・果物1つといったところです。夕食は1日のバランスを整えるために、主食2つ、副菜2つ、主菜2つという具合になります。

 現代社会からすると無理ですね。品目多すぎてめんどくさそうだし、食べ過ぎだと思うのは自分だけでしょうか?それに、食事の話って、なんかカロリーとか栄養をバランスとかこだわってる割りに根拠が胡散臭い感じがするんですよね(^^;)

 食べ物と汁物一緒に食べると、胃液が薄まって胃腸に悪いって言っている人もいたりするし。
乳製品は日本人には合わないし、カルシウムを逆に奪われると主張する人もいたりするし。
1日3食も食品業界が作り上げたものだって話もあります。量も食材も多すぎるから2食の方がいいって主張する人もいますよね。

 イメージでこうって言ってる気がしてあまり気が進みません。話によると、理想の食事の基準は戦後に急いで作ったやつをそのまま現代でも使ってたりするとの噂もあり。

 筆者は、食事をして栄養素を取り入れても、その何パーセントくらい人体に吸収されているのか解明されてないのが問題だと思います。そのせいで、飲んだら健康になれると言われているサプリや健康にいい水みたいな商品が毎年のように生まれてる訳で(消費者庁クレーム案件)
 食べ物自体の栄養素だけではなく、身体の中の細胞や微生物の働きでどんな栄養分として体内に吸収されるのかの方が大切なんじゃないかと思います。


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〇果物とナッツだけで生きている人

 中野瑞樹さんですね。マツコさんのの番組に出て話題になっていました。10年以上も肉も穀類も野菜も口にしておらず、お水もお茶もお酒も全く飲んでいないそうです。「フルーツは完全食である」と書いてある本に衝撃を受けて自らの身体で実験されているようです。
 本人も言っていますが、フルーツの食べ過ぎはダメというのはデータをもとに言っているワケではないようです。影響力がある方がフルーツは甘いから太ると言われたのでしょう。それで信じる方もいますからね。現代では、糖尿病の方にもオススメされています。

 余談ですが、高校の時の家庭科の先生が、私はフルーツは太るから良くないと言ってました。
高校生ながら、家庭科の先生なのにそんなこと言っても大丈夫なのかと思いましたよ(^^;)
真実かどうか分からないし、生徒には、実家が果物農家の人もいるのにホント配慮が足りていない先生ですよね。


〇腸内細菌について

 中野瑞樹さんが世間からビックリされたのは、果物だけで10年以上も生きていることと、腸内に窒素をタンパク質に変える菌が検出されたことですよね。この菌は中野瑞樹さんだけにいるわけではなく、パプアニューギニアの山に住んでる方からも検出されてたと思います。

 では、人類以外の動物はどうなんでしょうか?特に、ゴリラなどは人類に近く草食動物でありながらかなりムキムキしています。現代栄養学ではきっと説明できないでしょう。

 私たち人間は、肉や大豆などに含まれるタンパク質を利用して、筋肉や肌、髪の毛や爪を作っています。(一部例外を除く)それでは、草しか食べない草食動物は一体どのようにしてタンパク質を確保しているのでしょうか?草食動物のお腹(胃)に住んでいる微生物が、「窒素化合物」を利用してタンパク質を作り出してくれるのです。(腸内フローララボ様のHPより)

 日本人も江戸時代くらいまでは1日2食の雑食ですが、ほぼ草食民族です。
もしかすると、全員ではないかもしれませんが、中野瑞樹さんのように果物だけで生きていける遺伝子を持っていたりするのかもしれませんね。

 食事に対する考え方はそれぞれです。栄養素ばかり気にせず、必要な栄養素はきっと身体がどうにかしてくれると信じて、楽しい食事をとりたいですね。

最後まで見てくれてありがとうございました(^o^)